どーも、なおちょです。
千葉県の浦安市が東日本大震災で地盤の液状化被害を受けたことをあなたは知っていますか?
地盤の液状化は地面から砂が吹き出してきたり、建物を支えていた地面が液状化することで沈下・傾きを生じたり、地中に埋まっていた水道・ガス・下水管などが破裂し、街に大きな被害をもたらします。
地盤の液状化はこのようなことが起きるにも関わらず、24日、浦安市は東日本大震災で液状化被害を受けた住宅の一部で行う対策工事を中止する方針を決めました。
その理由が
- 埋め立ての際に使った化学繊維「ドレーン材」が見つかったこと
- 液状化対策工事の対象地区の住民全戸の同意が得られないこと
とのこと…。
「ドレーン材」が見つかったことでなぜ、工事を中断したのか?
住民はなぜ液状化対策工事に同意しないのか?
ということが全く不明なんです。
今回は、
- 液状化対策工事を中断させた「ドレーン材」とは何のか?
- 浦安市の住民が液状化対策工事に同意しない理由は?
について、調査しました!
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液状化対策工事を中止させた「ドレーン材」とは?
あなたは「ドレーン材」を知っていますか?
僕は一体どんなものなのか想像もつきませんでした。
調べてみると、
キャッスルボードドレーン工法、施工後はドレーン材が地表へコンニチワ。水を吸い上げて地盤改良するそうです。機械の名称はドレーン打設機。 NCBドレーン協会 ドレーン材・打設機 https://t.co/lYoS1p1Ozq pic.twitter.com/If2hx6Rim6
— まも (ボクの閘門も開扉しそうです (@Kojimamo) 2013年11月11日
この白いのがドレーン材。
これを液状化しやすい地盤に差し込んで水を吸い上げて地盤を改良するためのものだそうです。(ドレーン材の知識が僕にないため、有識者の方がいたらコメントいただけると幸いです。)
これが出てきたということは、一度、液状化に対しての地盤改良工事を行っているということのようなんです。
すでに改良工事を行っていた土地が液状化してしまったということは、このドレーン材を埋め込んで改良するよりも効果のある地盤改良工事をしなければなりません。
現在の技術では、このドレーン材を使用した地盤改良技術がないということなのでしょうか…?
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浦安市の液状化対策工事を住民が反対する理由はなに?
報道では、住民が液状化対策工事に反対し、全戸同意が得られない。という表記しかなく、何が理由で住民の方々が液状化対策工事に反対しているのかはわかりませんでした。
住民の方に話を聞いたわけではないため、真相は掴めませんでしたが、情報を集めてみると分かってきたことがあります。
- 工事の住民自己負担金
- 工事期間中の不便さ
です。
工事の住民自己負担金
これは少し古い情報にはなりますが、浦安市は地盤改良工事の工法として、宅地お境界にセメント系固定剤を地中深く流し込み、碁盤の目のように壁を作る「格子状地中壁工法」という工法を採用しました。
この工事では1世帯最大100万円の補助が出ますが、最大で400万円以上の自己負担金が発生するとのこと。
これ程の自己負担金を強いられることは簡単なことではありません。
工事中の不便さ
各住宅の工事は終了し、中に震災以降、5,000万円もの費用をかけて家を新築したという住民もいます。
快適な生活が戻ったにも関わらず、また長期間の工事が始まることで道路は通行止めになり不便になるのを懸念している住民の方々もいるようです。
まとめ
今回は、
- 液状化対策工事を中断させた「ドレーン材」とは何のか?
- 浦安市の住民が液状化対策工事に同意しない理由は?
について、調査しました。
リスクを解消することも大事ですが、震災の被害からやっと生活を取り戻して快適な生活を送っているという現状を壊さないということも住民の方からしてみれば大きな反対理由になりますよね。
地盤改良工事は簡単に終わるものではないと思います。地面を掘り返すような作業もきっとあるのでしょう。工事現場近くの住民の方は土埃や騒音に悩むことになるかもしれませんし…。
地震が起きないことが、一番望ましいのですが相手は「自然」。完全な予測と予防は不可能なのかもしれません。
今の浦安市に最適な地盤の液状化対策工事の方法が見つかることを祈ってます!!
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本当に知りたくてたどり着いたのに、中身を見たらどうでもいい記事ですね。